Lesson 3

GUIツールを使う

Lesson 3 Chapter 1
TablePlusをインストール

本レッスンで、「TablePlus」という様々なRDBを管理できるツールを、扱えるようになりましょう。

  1. TablePlusをインストール
  2. TablePlusをDBに接続する
  3. TablePlusからSQLを実行する
上記の順番でレッスンを進めていきます。TablePlusをインストールした後、簡単な操作をして、TablePlusがどんなものなのか知っていきましょう。

TablePlusとは

TablePlusとは、以下のデータベースを同時に管理できるツールです。
  • PostgreSQL
  • MySQL
  • SQLite
  • Microsoft SQL Server
  • Amazon Redshift
  • Oracle (Only macOS)
  • ...等々
動作も軽く、デザインがシンプルなため操作がしやすいと言われています。 また、対応のOSも幅広く、Windows、macOS、Linux等で操作することができます。 無料版・有料版があり、無料版では同時に操作できるデータベース等の数に制限がかかりますが、本レッスンでは無料版で問題ありません。

インストール

まずは、TablePlus の公式サイトからインストーラーをダウンロードしましょう。

公式サイトにアクセスしたら、①「Download」をクリックします。

tableplus_01.png

ダウンロードページが表示されたら、②「Download For Windows」ボタンをクリックして、インストーラーをダウンロードしましょう。

tableplus_02.png

ダウンロードが完了したら、インストーラーをクリックしてインストールを開始します。

インストーラーが起動したら、③「I accept the agreement」を選択し、④「Next >」ボタンをクリックして次に進みます。

tableplus_03.png

インストール先フォルダーに問題なければ、⑤「Next >」ボタンをクリックします。

tableplus_04.png

スタートメニューにTablePlusのフォルダーを作る場合はそのまま、 作らない場合は下の方にある「Don't create a Start Menu folder」にチェックして、 ⑥「Next >」ボタンをクリックします。

tableplus_05.png

デスクトップにTablePlusのショートカットを作る場合はそのまま、 作らない場合は「Create a desktop shortcut」からチェックを外して、 ⑦「Next >」ボタンをクリックします。

tableplus_06.png

⑧「Install」ボタンをクリックして、インストールを開始しましょう。

tableplus_07.png

インストールが無事完了したら、次の画面が表示されます。 ⑨「Finish」ボタンをクリックして、インストーラーを閉じましょう。

tableplus_08.png

これでTablePlusのインストールは完了しました。

Lesson 3 Chapter 2
DBに接続する

TablePlus を使用するには、DB との接続を設定する必要があります。
この Chapter では TablePlus から MySQL (DBMS) への接続設定を行います。

TablePlus から MySQL に接続する

次に TablePlus から MySQL への接続を行います。
TablePlus を開きます(カリキュラム通りに進めている場合は、既に開いている状態だと思います)。

tableplus_09.png

それでは、DB への接続をしていきましょう。

DBMS の選択

TablePlus 画面の下側にある「Create a new connection...」ボタンをクリックします。
接続できる DBMS の一覧が表示されますので「MySQL」を選択します。

tableplus_10.png

接続情報の入力

次のような「MySQL Connection」というモーダルが開きます。
ここに、データベースの接続設定を入力していきます。入力内容は下の表を参照してください。

tableplus_11.png

No 項目 説明
1 Name 接続に名前を付けます。どんな名称でも構いませんが、どの種類の DB に接続するかわかるようにしておくと良いでしょう。
2 Tag これは、接続環境を選択する項目となります。ここでは local を選択します。
3 Host 接続先となる Host を入力します。ここでは localhost と入力してください。
4 Port 接続先のポート番号を入力します。MySQL の標準のポート番号 3306 を入力します。
5 User MySQL のユーザー名を入力します。ここでは、管理者である「root」を入力します。
6 Password MySQL の「管理者パスワード」を入力します(Lesson 2 で設定したパスワードを使用します)。
7 Database ここでは何も入力しなくて OK です。既にデータベースを作成している場合は、ここで最初に接続するデータベースを選択することもできます。

必要事項が入力できたら、現在開いている「MySQL Connection」モーダルの「Test」をクリックしてください。
接続テストに成功したら、次のようなモーダルが表示されますので「OK」ボタンをクリックします。

tableplus_12.png

元の「MySQL Connection」モーダルに戻りますので、右下の「Connect」をクリックします。

接続後の画面

成功すると、次のような画面が開きます。
これにより、TablePlus を MySQL という DBMS に接続することができました。

tableplus_13.png

右上の「×」ボタンを押して、画面を閉じておきましょう。
以上で、接続設定が完了しました。
なお、MySQL 内にある個別の DB への接続は、次の Chapter で行います。

Lesson 3 Chapter 3
SQLを実行する

DBの接続が完了しましたら、TablePlus を使用して、SQL が実行できるか確認してみましょう。

MySQL に保存されている個別の DB に接続する

TablePlus を開くと、先ほど接続設定をした MySQL が表示されています。
これをダブルクリックします。

tableplus_14.png

次の画面が開きましたら、赤枠で囲んだ DB のアイコンをクリックしてください。

tableplus_15.png

DB を選択する

すると、次のように MySQL に登録されている DB の一覧が表示されます。
以下の 4 つの DB は MySQL にデフォルトで作成されるものです。自分で新しい DB を作成すると、この欄に追加されていきます。
ここでは「mysql」という名前のテーブルを選択して「Open」ボタンをクリックしてください。

tableplus_16.png

この mysql データベースには、MySQL 自体のユーザー情報など、各種設定が記録されています。

SQL を実行する

データベースの選択を行うと、左側に、テーブルの一覧が表示されます。
赤枠で囲んだ SQL アイコンをクリックすると、図の青枠部分に SQL が入力できるスペースが表示されます。

tableplus_17.png

それでは、SQL を実行してみましょう。
①まず、下図のように、SELECT * FROM user; と入力をします。
②入力した SQL 文の行にカーソルが当たっている状態で「Run Current」ボタンをクリックします。
③青枠分に SQL の実行結果が表示されれば成功です。

tableplus_18.png

以上、TablePlus の基本的な使い方を解説しました。